kula とは
kula はブログ、オウンドメディア、ランディングページを kintone を操作するだけで簡単に作ることができる kintone 連携サービスです。
kintone アプリと紐づけておくだけで、レコードの作成・更新に合わせて自動的に記事を生成しウェブ上に公開することができます。
kula でコンバージョンを獲得する
記事の内容は kintone のリッチエディタまたは文字列複数行フィールドを使用します。文字列複数行フィールドの場合、記事に反映できるのは文章だけですが、リッチエディタであれば、文章の装飾やリンクを追加することができます。
これを利用して、検索エンジンから自社コンテンツへの導線を増やすことが可能です。
また、セミナーの案内など、時限的に公開するウェブページとしてもご活用いただけます。
kula のパフォーマンス
kula は Next.js というフレームワークを使用しています。
Next.js は React を使った Web 開発を支援するツールで、インタラクティブなユーザー体験を実現する SPA(Single Page Application)と、コンテンツを高速に提供する SSR(Server Side Rendering)を両立させることができます。
Wordpress よりも高速
Wordpress などの CMS の場合、ウェブサイトにアクセスした際に、まずサーバーサイドでプログラムが実行され、ユーザー側に返却するための HTML を作成します。
その後、作成された HTML を受信することで、ユーザーはウェブサイトを閲覧することができます。
SSR の場合、ウェブサイトにアクセスした際に、事前に作成した HTML を返却するため、高速な応答が実現します。
HTML を送信後、SPA に必要なリソースを送信することで、高速な応答とインタラクティブな操作を両立しています。
セキュリティ
パフォーマンスの項目で前述した通り、ユーザーが受信するのは事前に作成された静的な HTML データです。不正なパラメータによって、ユーザーが受信するデータを制御することはできません。
また、データベースには厳格なセキュリティルールを適用しており、他のユーザーがデータを閲覧・編集することはできません。
kula の使い方
kintone の操作
まず、kula で記事を作成するための kintone アプリを作成しましょう。
記事を作成するために最低限必要になるのは、記事のタイトルと記事の本文フィールドです。
記事のタイトルは文字列1行フィールド、記事の本文はリッチエディタまたは文字列複数行フィールドを使用します。
アプリを作成後、kula との連携に使用する API トークンを発行します。
アプリを紐づけるための「アプリ管理」と、レコードを記事にするための「レコード閲覧」権限が必要です。
API トークンは連携設定に必要となるため、アプリ ID と合わせて控えておいてください。
kula の操作
次に、kula で作成したアプリを登録します。kula の管理画面から、「アプリを追加」を選択し、先ほど控えておいたアプリ ID と API トークンを入力します。
「kintone からデータを取得」ボタンを押すと、ご利用の kintone 環境からアプリ設定情報を取得します。正しく取得できた場合、管理画面に記事を作成するための設定項目が表示されます。 記事タイトル、記事本文に割り当てるフィールドを設定後、保存ボタンをクリックしてください。
これで設定は完了です。kula は自動的に記事を作成し、検索エンジンにインデックスを要求します。
最後に
この記事も kula と連携して kintone から取得したものです。
連携から記事作成まで、できる限り簡単に作っていますので、まずはテストアプリを作ってお試しいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。